虛用第五 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 天地不仁、以萬物爲芻狗。聖人不仁、以百姓爲芻狗。天地之間、其猶槖籥乎。虛而不屈、動而愈出。多言數窮。不如守中。 天地不仁(ふじん)、萬物を以て芻狗(すうく)と爲す。聖人不仁、百姓(ひやくせい)を以て芻狗と爲す。天地の間(かん)、其れなほ槖籥(たくやく)のごときか。虛(きよ)にして屈(つ)きず、動いて愈々(いよいよ)出づ。多言(たげん)は數々(しばしば)窮(きゅう)す。中(ちゆう)を守るに如(し)かず。 芻狗=祭祀に用いられる、藁で作った犬。祭祀が終わると廃物とされる。百姓=人民。槖籥=ふいご。中=(盅)空虚。虚心・無音。 ⇒第6章:成象