苦恩第二十四

跂者不立、跨者不行。自見者不明、自是者不彰。自伐者無功、自矜者不長。其於道也、曰餘食贅行。物或惡之。故有道者不處也。

(つまだ)つ者は立たず、(また)ぐ者は()かず。(みづか)(あら)はす者は(あきら)かならず、自ら()とする者は(あきら)かならず。自ら(ほこ)る者は功無く、自ら(ほこ)る者は(ちやう)ぜず。其の道に於けるや、餘食(よし)贅行(ぜいこう)と曰ふ。(もの)(ある)ひは之を(にく)む。故に道有る者は()らず。

  • 跂=つまだちすること。
  • 跨=大股で歩く意。
  • 餘食贅行=食べ残しと贅肉。不用のもののたとえ。

第25章:象元

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