苦恩第二十四 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 跂者不立、跨者不行。自見者不明、自是者不彰。自伐者無功、自矜者不長。其於道也、曰餘食贅行。物或惡之。故有道者不處也。 跂(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行(ゆ)かず。自(みづか)ら見(あら)はす者は明(あきら)かならず、自ら是(ぜ)とする者は彰(あきら)かならず。自ら伐(ほこ)る者は功無く、自ら矜(ほこ)る者は長(ちやう)ぜず。其の道に於けるや、餘食(よし)贅行(ぜいこう)と曰ふ。物(もの)或(ある)ひは之を惡(にく)む。故に道有る者は處(を)らず。 跂=つまだちすること。跨=大股で歩く意。餘食贅行=食べ残しと贅肉。不用のもののたとえ。 ⇒第25章:象元