任成第三十四 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 大道氾兮、其可左右。萬物恃之而生、而不辭。功成不名有。愛養萬物而不爲主。常無欲可名於小。萬物歸之而不爲主。可名爲大。是以聖人、終不自大、故能成其大。 大道は氾(はん)として、其れ左右す可し。萬物之を恃(たの)みて生ずるも、而して辭せず。功成りて名を有せず。萬物を愛養(あいやう)して主と爲さず。常に無欲なれば小(せう)と名づく可し。萬物之に歸して主(しゅ)と爲さず。名づけて大と爲す可し。是(ここ)を以て聖人、終(つひ)に自(みづか)ら大とせず、故に能く其の大を成(な)す。 氾=水が一面に溢れること。氾濫すること。辭=(辞)ことわる。 ⇒第35章:仁徳