徧用第四十三

天下之至柔、馳騁天下之至堅、無有入無間。吾是以知無爲之有益。不言之教、無爲之益、天下希及之。

天下の至柔(しじう)、天下の至堅(しけん)馳騁(ちてい)し、無有(むいう)にして無間(むかん)()る。吾(ここ)を以て無爲の益有るを知る。不言の(をしへ)、無爲の益、天下之に及ぶもの()し。

  • 天下の至柔=最も柔らかいもの。水のこと。
  • 至堅=最も堅い金石。
  • 馳騁=支配する。
  • 無有=形が無いこと。
  • 無間=隙間のないところ。

第44章:立戒

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