貪損第七十五 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 民之飢、以其上食税之多。是以飢。民之難治、以其上之有爲。是以難治。民之輕死、以其上生生之厚。是以輕死。夫唯無以生爲貴者、是賢於貴生。 民の飢(う)うるは、其の上(かみ)の税を食(は)むの多きを以てなり。是(ここ)を以て飢(う)う。民の治め難きは、其の上の爲す有るを以てなり。是(ここ)を以て治め難し。民の死を輕(かろ)んずるは、其の上の生を生とするの厚(あつ)きを以てなり。是(ここ)を以て死を輕(かろ)んず。夫れ唯生を以て貴(たふと)しと爲すこと無き者は、是(こ)れ生を貴(たつと)ぶより賢(まさ)れり。 上=上に立つ為政者。賢=まさっている。 ⇒第76章:戒強