仁徳第三十五 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 執大象天下往、往而不害、安平太。樂與餌、過客止。道之出口、淡乎其無味。視之不足見、聽之不足聞、用之不足既。 大象(だいしやう)を執(と)りて天下に往(ゆ)けば、往きて害(がい)せられず、安平太(あんぺいたい)なり。樂(がく)と餌(じ)とは、過客(くわかく)止(とど)まる。道の口より出(い)ずるは、淡(たん)として其れ味(あぢ)無し。之を視(み)れども見るに足らず、之を聴(き)けども聞くに足らず、之を用ふれども既(つ)くす可からず。 大象=道。安平太=安泰である意。樂=美しい音楽。餌=御馳走。 ⇒第36章:微明