易性第八 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.04.19 2021.02.26 上善若水。水善利萬物而不爭、處衆人之所惡。故幾於道。居善地、心善淵、與善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。夫唯不爭、故無尤。 上善(じやうぜん)は水(みづ)の若(ごと)し。水は善(よ)く萬物を利(り)して爭(あらそ)はず、衆人(しゆうじん)の惡(にく)む所に處(お)る。故に道に幾(ちか)し。居(きよ)は地なるを善(ぜん)とし、心(こころ)は淵(えん)なるを善とし、與(あた)ふるは仁なるを善とし、言ふは信なるを善とし、政(せい)は治(をさ)まるを善とし、事は能(のう)なるを善とし、動くは時(とき)なるを善とす。夫(そ)れ唯(ただ)爭わず、故に尤(とが)無し。 上善=最上の善。衆人=多くの人々。民衆。幾=近い。 ⇒第9章:運夷